「バミューダ島の古都セントジョージと関連要塞群」は、
2000年に登録されたイギリスの世界遺産です。
この「バミューダ島の古都セントジョージと関連要塞群」は、
一つひとつの建物が認定されるという訳ではなく、
地域一帯すべてが世界遺産となる「歴史地区」と呼ばれるものの一つで
セントジョージの街全体が対象になっています。
歴史的に重要な時代を示す史跡として認められ世界遺産となりました。
セント・ジョージとは
セント・ジョージは、バミューダ諸島のバミューダ島にある町。
バミューダ諸島中最初に定住が進められた町であり、
今日でもアメリカ大陸最古のイギリス植民地とされている。
イギリスの軍事拠点として、アメリカとの貿易の中継地として栄えた街です。
バミューダ島とは
もともとはスペインのジョン・バミューダが1503年に発見し、発見者の名前にちなんで命名された。
が、新大陸アメリカを目指していたイギリスの移民船が1609年にバミューダ沖で難破し、
その時の移民者達が当時、無人島だったバミューダ島に上陸し
暮らすことになったことがきっかけとなり、
バミューダ諸島はイギリスの植民地となった。
セントジョージは大砲の進化が観察できる
セントジョージ関連要塞群の施設が、17世紀から20世紀にかけての
イギリスの軍事的技術の進歩として大砲の発達の変遷が良くわかることから
非常に高い価値があるとされています。
魔の三角領域?バミューダトライアングルも有名
セントジョージの街は、17~18世紀につくられた石灰岩の真っ白な家が並び、
その美しい光景は今もそのまま残っています。
しかしバミューダ諸島は世界遺産に認定されるまでは、
魔の三角領域「バミューダトライアングル」として有名な場所です。
バミューダトライアングルとは、フロリダ半島の先端とプエルトリコ、
バミューダ諸島を結んだ三角形の海域で、船や飛行機に異常が多く発生したり、
または乗務員のみが船や飛行機から忽然と姿を消してしまうという伝説が語られ恐れられてきました。
現在は海がきれいなエリアとして人気があります。