世界遺産の紹介 日本

重要文化財の宝庫!姫路城(兵庫県)

投稿日:2016年7月1日 更新日:

1

姫路城は、兵庫県姫路市にある日本の城。

江戸時代初期に建てられた天守や櫓等の主要建築物が現存し、

国宝や重要文化財に指定され、日本100名城などに選定されている。

建築技術の粋を極めた傑作として、1993年法隆寺とともに日本初の世界文化遺産に指定された。

また、主郭部を含む中堀の内側は「姫路城跡」として国の特別史跡に指定されている。

天を舞う白鷺のように見える姫路城は別名白鷺城(はくろじょう・しらさぎじょう)ともいわれる。

なお、混雑時には整理券を配布し1日15,000人までの入城制限が設けられる。

石垣の保全作業のため天守群以外の切腹丸など一部の曲輪は引き続き立ち入りができない。

現在の姫路城は新しく作られた?

現在の姫路城は、徳川家康の次女督姫を妻とする池田輝政により建てられたもので、

関ヶ原の戦いの翌年にあたる慶長6年(1601年)から8年の歳月が費やされました。

それまで羽柴秀吉がその20年前に建てた三層の姫路城が建っていましたが

この城を取り壊し、5層7階の天守となりました。

姫路城は多くの物語の舞台になっている

姫路城には数々の物語が残っており、聡明で美しい姫といわれた徳川家康の孫娘である千姫の物語や、

宮本武蔵の妖怪退治、播州皿屋敷お菊井戸など建築以外にも

多くの物語の舞台として魅力あふれるお城です。

姫路城を外から眺める絶好の撮影スポット

姫路城を外から眺める絶好の撮影スポットが5つあるぞ。

姫路では絵になる「姫路十景」がよく紹介されているが、少しだけ異なる5つの場所。

建築美に絞ったアングルが得られる。城ファンにとって一度は訪れておきたい。

男山配水池公園、名古山霊苑、景福寺公園、イーグレひめじ、姫路グリーンホテル坂本

姫路城は最初のころは館のような建物だった!

最初のころの姫路城は、今のお城のような建物ではなく、

館のようなもので、天守閣などはありませんでした。

天守閣という建造物は、1500年代ごろから作られ始めたようで、全国的に広まったのは、

信長の安土城以降と考えられているようです。

姫路城は23円で売られてた?

江戸幕府が倒れ新政府が発足すると、大名の軍事要塞である城は無用の長物になっていきました。

全国のお城は新政府によってその存続を検討され、

陸軍が施設として使えると認めた43のお城以外は取り壊されたんだそうです。

姫路城は存続となりましたが、老朽化が進んでおり修理費が莫大にかかることから、

その後競売にかけられることになります。

そしてその競売の結果、姫路市米田町の神戸清一郎氏が姫路城を落札しました。

その価格がなんと23円50銭!

現在の貨幣価値にしてもおよそ10万円ほど。

神戸氏は城の瓦や釘などを再使用するつもりだったそうですが、

姫路城の瓦などは一般の家庭には大きすぎて使えないとわかり、

結局姫路城の権利を放棄してしまったそうです。

姫路城すぐ隣の本格的日本庭園は40円プラスで入れる

姫路城のすぐ脇には「好古園(こうこえん)」と呼ばれる本格的日本庭園があります!

この好古園は、元武家屋敷だった場所を生かして作られた

「池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)」という作りで、

大きな池を中心に道や橋などを配置して散策ができるつくりの庭園です。

庭園というのはいろいろな土地の景色を表して造られることが多く、

この庭園も瀬戸内海の風景を表して造られているそうです!

とても趣のある庭園で、渡り廊下など江戸時代の建築が再現されていることなどから

時代劇や大河ドラマの撮影地もよく使用されています。

人気シリーズでいえば『水戸黄門』『暴れん坊将軍』『大岡越前』など。

新しいところでいえば、『るろうに剣心』のロケ地としても使用されました。

姫路城の敷地に動物園がある?

姫路城のほんのすぐ隣に動物園があることは知っているでしょうか?

国宝姫路城三の丸広場の東側に隣接しているのが姫路市立動物園です。

入口が比較的小さめで、うっかりすると見逃してしましそうですが、

その歴史は、古く開園60余年!レトロな趣のある動物園です。

地元のひとにはなじみのある姫路市立動物園。

入園料、なんと大人200円、小人30円!

これは、比較的入園料の安い市立動物園の中でもリーズナブルな金額です。

姫路市立動物園の最大のウリは何と言っても動物たちとふれあいながら、

国宝「姫路城」を眺めることができるということです。

姫路城の文化財数は日本一

姫路城には国宝に指定されている建物が8棟もあり、

重要文化財に指定されている建物はなんと74棟もあります。

この数はほかの国宝の城と比較しても群を抜いている数字で、

いかに姫路城には貴重な建築物が残っているかがわかります。

姫路城の国宝は、大天守、乾小天守、西小天守、東小天守の4つの天守閣と、

「イ」、「ロ」、「ハ」、「ニ」の4つの渡櫓の8つです。

姫路城 国宝8棟 重要文化財74棟
松本城 国宝5棟
彦根城 国宝2棟 重要文化財5棟

姫路城の大天守地下1階

姫路城の中枢である天守群。

最も空間を有効に活用したいエリアだが、それがこの地階。

お城は石垣から上を1階と数える。

石垣に囲まれた地階は、外からは石垣しか見えず、地階があるとは分からない。

おまけに流れ弾さえ飛んでこない安全地帯で、城で地階がある場合は主に倉庫として使われるケースが多いが、

姫路城大天守についていえば、「流し台」や「厠(かわや)」が設置されているのが珍しい。

台所櫓へ通じる扉もあり、臨戦時に活用する目的があったのは確か。

姫路城の大天守1階

平成の修復を期に、これまであった多くの展示物を、西の丸へと移した。

なんだか、千姫の羽子板(レプリカ)やダース・ベイダーのデザインの元となった甲冑(うわさ)やらが、

大天守から姿を消すと、長年親しんだ風景が遠のきちょっと寂しい気もするが、

代わりに、姫路城大天守本来の姿を堪能することができる。

また、解説板は、各階1枚(写真右手)となり、天守内にWi-Fiも設置された。

要所にはスマートフォンのアプリを使ったARによる解説を見ることができる。

姫路城の大天守3階

最も見どころが多い大天守3階。

姫路城大天守3階は、他の階に比べ天井が高く、1階2階から、がらりと風景を変える。

一見すると、なにやら欄間のような格子がずらりと内陣を取り囲み、ちょっとおしゃれな空間に

見えるが、目に飛び込んでくるのは二本の心柱と内陣を囲む防衛上の仕掛けの数々。

姫路城の大天守4階

3階から4階に上がってまず思うのは、窓の位置が高すぎて外が見えないことだ。

せっかく登ったのだから良い風景を期待したいが、この階では残念ながら満たされない。

姫路城の大天守5階

とにかく暗い。ここは四層目の屋根裏にあたり窓が少ない。

大天守は外観は五層、内部は6階地下1階、その食い違い部分と聞けば納得する。

敵は5階建と思って攻め登るが実際は異なっていて混乱を招くという仕掛けで

こういった仕組みは、城ではよく用いられた。

姫路城の大天守最上階(6階)

これまでの階とはまったく異る意匠で、最上階には天井もある。

城の天守閣というと、イメージとしては最上階に廻縁がついている風景を想像するが、

姫路城はそれが室内に取り入れられている。

姫路城の兵庫県立歴史博物館

姫路城の北にある「兵庫県立歴史博物館」。

城郭に関する展示が多くお城ファンは足を運んでおきたい。

丸岡城、犬山城、松本城、彦根城、姫路城の天守閣の模型が同じ縮尺で並び、

見て分かりやすい展示になっている。

おまけに甲冑や十二単の試着ができるかも。

姫路城の詳細

開城時間:
9時~17時(入城は16時まで)
※夏季(4月27日~8月31日)は9時~18時(入城は17時まで)

入城料金:
大人(18才~)1,000円
小人(小学生・中学生・高校生)300円

休城日:
12月29日・30日

所在地:
兵庫県姫路市本町68番地

TEL:
TEL 079-285-1146(姫路城管理事務所)
FAX 079-222-6050

姫路城のアクセス

車:
姫路西I.C.より約25分

電車:
・姫路駅北口から神姫バス乗車「大手門前」より徒歩5分
・JR姫路駅、山陽姫路駅から徒歩20分

-世界遺産の紹介, 日本

執筆者:

関連記事

日本の世界遺産候補!神宿る島・沖ノ島と関連遺産群とはどんなところ?(福岡)

神宿る島・沖ノ島の概要 沖ノ島(おきのしま)は、九州本土から約60km沖合に位置する、玄界灘に浮かぶ周囲4kmほどの孤島。 女人禁制など数々のタブーが残る九州の秘島「沖ノ島」が、 世界文化遺産候補とし …

もののけ姫の舞台!屋久島(鹿児島県)

屋久島の概要 屋久島は樹齢7200年と言われる縄文杉が有名で、世界自然遺産に指定されている自然豊かな島。 ほかにも白谷雲水峡やダイナミックな大滝など、ここにしかない観光スポットも沢山あります。 森林が …

手つかずの大自然、ヨセミテ国立公園(アメリカ)

ヨセミテ国立公園の概要 ヨセミテ国立公園はカリフォルニア州の中東部、広がる自然公園で、 世界的にも有名な国立公園で、アメリカらしい雄大な景色を満喫できるスポット。 特に日本人にとって、高原、高山、川、 …

謎が謎を呼ぶ高度な古代文明!モヘンジョダロの考古遺跡(パキスタン)

モヘンジョダロの概要 モヘンジョ=ダロは、インダス文明最大級の都市遺跡。 紀元前2500年から紀元前1800年にかけ繁栄し、最大で4万人近くが居住していたと推測される。 しかしその後短期間で衰退した。 …

完成するのはいつ?サグラダ・ファミリアなどアントニ・ガウディの作品群

アントニ・ガウディの作品群の概要 アントニ・ガウディの作品群はスペイン、バルセロナにある アントニ・ガウディ(1852年-1926年)の建築作品のうち、ユネスコの世界遺産に登録されたものを言う。 有名 …