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ミステリーとロマンがいっぱい?ナスカとフマナ平原の地上絵(ペルー)

投稿日:2016年7月2日 更新日:

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ナスカとフマナ平原の地上絵の概要

ナスカの地上絵が立地する場所は、ペルー南海岸地方の北から南へ走る丘陵と

東方のアンデス山脈の麓との間にあるパンパ=コロラダ、

パンパ=インヘニオと呼ばれる細長い盆地で

ペルーのナスカ川とインヘニオ川に囲まれた

乾燥した盆地状の高原の地表面に描かれた幾何学図形、動植物の絵。

紀元100年頃から800年頃までの間に描かれたと推測されています。

動植物の絵は30くらいで、その他合わせて約700の図形があると言われています。

遊覧飛行で飛ぶ範囲だけでなく、数百平方キロにわたって存在しているようです。

未だ解明されていないことばかりでミステリーとロマンがありますね。

ハチドリ
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ナスカとフマナ平原の地上絵の発見

1939年6月22日、動植物の地上絵は考古学者のポール・コソック博士により発見される。

その後ドイツの数学者、マリア・ライヒェが終生この地に住み着き、

彼女を中心として、地上絵の解明作業と、保護が行われるようになった。

あまりにも巨大な絵が多く、空からでないとほとんどの地上絵の全体像の把握が難しい。

なぜこのような巨大な地上絵を描いたのかということが

大きな謎の一つとなっている。

ナスカとフマナ平原の地上絵の保護活動

近年、自動車の侵入による破壊が著しく、消滅の危機にある。

また、地上絵のあるエリアは保護のため許可なしには立ち入れず、

許可があっても専用の靴を履かされる。

ナスカとフマナ平原の地上絵セスナは申し込みは簡単

ナスカにあるナスカ空港からセスナ機に乗るのが最もストレートな方法。

また、リマやリマとナスカの中間にあるイカという町からの遊覧ツアーで飛んで、

ナスカに泊まらずに1日で観る方法もあります。

ナスカとフマナ平原の地上絵を見るのはけっこう大変?!

地上絵に立ち入ることはできないし、観測塔からもちょこっと見えるだけなので

やはりフライトをオススメしたい。

しかし、どの飛行機も古く、良く落ちるという笑えない噂もある。


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ナスカとフマナ平原の地上絵はなぜ描かれた?

ナスカとフマナ平原の地上絵が作られた理由については諸説あるので簡単に紹介する。

暦法関連説

地上絵の線について夏至と冬至に太陽が日没する方向に一致するものがあり、

乾燥した地域の人々にとって夏至と冬至は農業を行う時期や祭儀などに深く関連する。

しかし、地上絵で天体の運行と一致するものはあまりにも少ない為否定されている。

雨乞い儀式説

「ナスカの地上絵は一筆書きになっており、それが雨乞いのための楽隊の通り道になった」

という説もあり、ペルーの国宝の壺にもこの楽隊が描かれたものがある。

また、現在も続いている雨乞いのために一列になって同じ道を練り歩く行事がある。

が、動物の地上絵の線は幅が非常に狭く、人間が歩行するのは困難な為この説も疑問が残る。

成人試験説

当時のナスカに住む人々にとって王になる者、また管理能力の有無を測る手段として

地上絵の上を歩かせて何の絵かを当てることができるかという一種のIQテスト説。

宇宙人との交信説?!

オカルト方面からの関心は、おもにこの仮説の支持によるものではないでしょうか。

飛行機もヘリもない時代に空に見せつけるように、地上から見ることのできない

巨大な地上絵を描いたところで、人間に見ることできません。

考えられるのはもっと空高くから宇宙人へ向けたなんらかのメッセージだったという説です。

ナスカとフマナ平原の地上絵は今でも発見され続けている!

2011年1月18日、山形大学は、人文学部坂井正人教授らのグループが

ペルー南部のナスカ台地で新たな地上絵2つを発見したと発表した。

新たな地上絵二つ(人の頭部、動物)はナスカ川の北岸付近で見つかった。

人間の頭部と見られる絵は横約4.2メートルで、両目・口・右耳の形がある。

動物と見られる絵は縦約6.9メートル、種類は特定できていない。

2013年に入ってさらに2つ並んだ人物と見られる地上絵を発見し、

更に2015年には24点もの地上絵が新たに発見された。


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ナスカとフマナ平原の地上絵がどうやって描いた?

ナスカの地上絵は、地層の違いを利用しているのです。

盆地の暗赤褐色の岩を特定の場所だけ幅1m~2m、深さ20~30cm程度取り除き、

深層の酸化していない明るい色の岩石を露出させることによって描かれている。

規模によってはもっと広く深い「線」で構成されている。

ナスカとフマナ平原の地上絵の

主な動物を描いた地上絵の規模としては、長さ46mのクモ、96mのハチドリ、55mのサル、

65mのシャチ、180mのイグアナ、135mのコンドルが挙げられ、

最大のものは、ペリカンかサギ、もしくはフラミンゴを描いたと推測される285mの鳥類の絵。

花や木々、装身具や織物のような日常生活の道具を描いたものや

「宇宙飛行士」などと呼ばれているもの、片手が4本指の「手」など不可思議な図柄もあります。

幻となったナスカ最大の地上絵?

アメリカの資源探査衛星ランドサットが撮影した画像に、

全長50kmにも及ぶ巨大で正確な矢印を発見し、

「全長50kmにも及ぶ巨大な幾何学図形が発見」と報告されたが、

2009年の科学研究費助成事業報告においてこの矢印は送電線と道路によって

出来た現代の産物の誤認であるとされた。

ナスカとフマナ平原の地上絵と墓地跡

町から北に数十キロほどのところに、ミイラや白骨がころがっているようなところがあります。

盗掘によって掘り出されたものだそうですが、

古いものにしては髪の毛や服装があまりにしっかりしているのです!

ナスカとフマナ平原の地上絵とパレドネス遺跡

町の近くにレンガで造られた井戸のような水路のようなものがあります。

インカ時代に造られた灌漑施設だそうで、今も使われているとか。

ナスカとフマナ平原の地上絵のアクセス

ナスカへ首都リマから400km。バスで10時間。

または300kmのイカまで行きフライト。

日本からだと、アメリカのマイアミあたりで1泊して計2日かけて行くのが一般的。

アクセスはやや大変です。

ナスカの地上絵は、観光の仕方がほかの世界遺産とは違って、

基本的に、ナスカの地上絵観光は飛行機によっておこなうことになります。

現地についたら旅行代理店に行き、見学フライトの予約をしましょう。

旅行代理店はたくさんあります。

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