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間近で見られる溶岩流!ハワイ火山国立公園のキラウエア火山

投稿日:2016年7月2日 更新日:

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ハワイ火山国立公園キラウエア火山の概要

キラウエア火山は、ハワイ島の同じ形式の5つの盾形火山の1つで、ハワイ諸島の活火山。

ハワイ語で、キラウエアは山から頻繁に溶岩の流出があることに関連して、吹き出すまたは

多くまき散らすという意味である。

キラウエア火山は、ハワイ諸島を作り出してきた火山の中で現在最も活動的なものであるが、

火山活動の中心はハワイ島の南東沖にあるロイヒ海底火山に移りつつある。

山域は、ハワイ火山国立公園として指定されている。

総面積は1,335平方km及び、公園内には火山の噴火口周辺を通る241kmのハイキングコース、

焼け焦げた砂漠と熱帯雨林、博物館、ペトログリフ、歩いて入れる溶岩洞があります。

成長し続ける島の変化を体感できる、類まれなスポットです。

この公園の驚異的な自然の多様性は、1980年に世界生物圏保護区に指定され、

1987年には世界遺産地域に登録されました。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山の世界一安全な火山?

キラウエア火山は世界一安全な火山とも言われており、

「世界唯一のドライブイン火山」とも呼ばれることがあります。

岩石は玄武岩質であり、1983年の大噴火などの例を除き、大抵は爆発的な噴火ではなく、

溶岩を流出するタイプの噴火を行う。

1983年以来、24年間にわたり、南東地溝帯にあるプウ・オオ火口から溶岩が流れ出ていたが、

2007年、同火口の火口壁が崩落した影響で火口からの流出は止まった。

現在は近くの裂け目から溶岩が流出している。

流出した溶岩は粘度が低いため、最初地表を伝い、表面が冷え固まった後も地下の

溶岩チューブなどを伝って流れ続ける。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山が陸地を今も広げている

1983年以来、一時期を除き一部の個所で海に溶岩が流れ落ちており、少しずつ海岸線を押し広げている。

1986年から2007年までに169ヘクタールの新たな陸地が誕生した。

観察ツアーも存在し、運が良ければ、ゆっくりと流れる溶岩を目の当たりにできる。

最近では赤く流れる溶岩が海に流れ込む光景は、あまり見ることができなくなったが、

2008年3月にオープンしたカラパナ見学エリアでは、比較的この海に流れ込む溶岩を

見ることのできる確率が高い。

このカラパナ見学エリアは、従来の見学ポイント、

チェーン・オブ・クレーターズ・ロード側の反対にある。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山の溶岩流は「女神の仕業」

多くのハワイ島住民は、溶岩流はハワイの火山の女神ペレの仕業だと信じている。

彼らは、溶岩が女神ペレ自身であるかのように、尊敬され、歓迎されなくてはならないと信じている。

溶岩流を逸らそうとすることは、ペレの邪魔をすることになり反対する住民もいる。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山のパホア村は危機に瀕している

キラウエア火山のイーストリフトゾーンの閑静な村には、約800人が暮らしている。

この地域の住人たちは、主に太陽光および水力発電で生活をしている。

1990年と1991年に噴火した時の溶岩流は、近隣のカラパナ村を完全に破壊し、

教会や店、100件の家や美しい黒砂浜を壊滅させた。

今も、住民は荷造りをして住み慣れた土地を去るかどうか決断を迫られています。

この村にいる住民のほとんどは、この状況を前向きに柔軟に対応している。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山のビジターセンター

11号線を通り、ハワイ火山国立公園の入り口に料金所があり、その料金所を過ぎた後直ぐにある。

最初にキラウエア・ビジターセンターに行くと公園内を効率的に回れるので便利です。

午前9時から午後4時まで、公園の案内映像を1時間ごとに上映しています。

レンジャーの話を聞ける機会もあり、ハイキング・コースの地図や噴火の最新情報も入手できます。

レンジャーがガイドするアクティビティも予約できます。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山のカルデラ

キラウエア火山のカルデラは、「キラウエア型」と呼ばれ、溶岩が真上に噴出せず、

横に流れて地下に空洞ができ、その空洞が崩壊してくぼ地ができたと考えられている。

このキラウエア型のカルデラは、日本では三宅島がこれに相当する。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山の蒸気の噴気孔(スチームベント)

逆時計周りに周った場合にまず最初にあるのが、この水蒸気が噴出するポイント。

駐車場の直ぐ脇から、ガスが噴出しているのを見ることができる。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山のクレーター・リム・ドライブ

クレーター・リム・ドライブはキラウエア・カルデラを一周する約17kmの環状道路です。

キラウエア展望台、ジャガー・ミュージアム、ハレマウマウ火口、

デバステーション・トレイル、キラウエア・イキ火口展望台、

サーストン溶岩洞といった公園のメインスポットに行くには、このループを通ります。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山のトーマス A. ジャガー・ミュージアム

トーマス A. ジャガーは、キラウエアの火山研究の第一人者です。

ミュージアム内には、地質・地層の説明、地図、火山研究に

関連したビデオなどが展示されています。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山のサーストン溶岩洞(ナーフク)

500年前にできた溶岩のトンネルです。

溶岩が冷えた壁から流れ出て空気に触れた表面が残り、溶岩の流路に巨大な空洞ができたものです。

トンネルの出口は熱帯雨林へと続いています。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山のプウ・オオ・ベント

現在、キラウエアの溶岩流はカルデラではなく、イースト・リフト・ゾーンの

プウ・オオ・ベントに集中しています。

プウ・オオの溶岩が地下チューブへと流れて海へ放たれる様子は感動的です。

チェーン・オブ・クレーターズ・ロードの終点から見ることができます。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山のチェーン・オブ・クレーターズ・ロード

クレーター・リム・ドライブの南方向にチェーン・オブ・クレーターズ・ロードがあります。

1,128mの道路は、溶岩流で道が実際に塞がれた地点が終点です。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山のボルケーノ・ハウス

ハレマウマウ火口を望むボルケーノ・ハウスは、

藁葺き屋根の小屋だった1846年に開業して以来、

今もなお営業を続けています。

ホテルは2013年に改築されています。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山のキプカ プアウル/バードパーク

別名バードパークと呼ばれ、気持ち良く森の中のお散歩が楽しめるトレイル。

1周1時間程度で、アップダウンも少ないファミリーコースです。

駐車場の入口には屋根付きのピクニックテーブルやBBQ設備があります。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山のホーレイ シー アーチ

波の力で溶岩を侵食して創られた自然の芸術作品です。

ちょうどレンジャーステーションの向かい側で見ることができます。

荒々しい溶岩の海岸線も素晴らしいです。

ハワイ火山国立公園キラウエア火山の

ハワイ火山国立公園キラウエア火山の

ハワイ火山国立公園キラウエア火山のアクセス

キラウェア火山はハワイ火山国立公園内にあり、ハワイ島東部の大都会であるヒロからは

南西にケアアウを過ぎて、ヒロからの距離が約45㎞の所にある。

ハワイ島西部のコナからは南南東にあり、距離は152㎞の所で、車で約2時間半。

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