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メンフィスとその墓地遺跡-ギーザから ダハシュールまでのピラミッド地帯(エジプト)

投稿日:2016年7月2日 更新日:

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メンフィスとその墓地遺跡-ギーザから ダハシュールまでのピラミッド地帯の概要

メンフィスとその墓地遺跡-ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯は、

エジプトにある世界遺産です。1979年に文化遺産として登録されました。

世界遺産の登録物件名は非常に長いですが、エジプトのピラミッドのことですね。

エジプト古代王国時代の首都メンフィスにあるピラミッド群。

クフ王のピラミッドなど、ギザの三大ピラミッドをはじめとして、

ダハシュールや南北サッカラなど、いくつものピラミッドが含まれています。

ギザの三大ピラミッド前方には、人間の頭とライオンの体を持った

スフィンクス像がピラミッドを守るように鎮座しています。

ピラミッド地帯の世界遺産の街メンフィスとは?

この古代エジプト文明が始まったとき、最初に栄えた都がメンフィスでした。

世界遺産のメンフィスという街には、「とても美しい町」という意味がある。

現在は小さな村だが、当時のメンフィスの周りには白い壁が取り囲み、

敵の侵入を防いでいた要塞のような街だったようです。

ピラミッド地帯の世界遺産のプタハ神殿跡

プタハ神殿跡にはメンフィスの王、ラムセス2世の巨大な像があります。

体長は15メートルですが、地震で倒れたから寝そべっています。

古代エジプトのピラミッド

巨大な石を積み上げたピラミッドは、古代エジプトの象徴。

古代エジプトにおいて、ピラミッドは王家の墓でした。

発掘調査が認められていないピラミッドも数多く残っているため、

全貌は依然として不明な部分も多いのです。

初期のピラミッドは、斜辺に凹凸がはっきりと残る階段状のもので、

山切りカットの綺麗なピラミッドは技術が熟練した後期に作られたものです。

永遠の命を望んでいたファラオたちは、天から降り注ぐ太陽の光を

ピラミッドの形に表現し、西へ沈む太陽とともに永遠の旅へでると考えられました。

ピラミッド地帯を作ったのは奴隷たちではない?

ピラミッド周辺の作業員たちの住居跡に豊かな生活の痕跡が残っていたことから

昔考えられていたような、奴隷たちに作られたのではなく、

高度な建築技術をもった専属の労働者によって作られていたことがわかっています。

ピラミッドの建設には専門知識も必要だったんですね。

ピラミッドの建築法はユニーク?

重い石を木製の起重装置で運んだとされていましたが、

今では周辺にスロープを作り、ソリで運んだという説が有力です。

ピラミッドは墓だとはっきり判明したわけではない?

紀元前5世紀の歴史家ヘロドトスは著書『歴史』の中で、クフ王のピラミッドを

エジプトの神官が「王の墓だと言った」と記しました。

これはピラミッド完成から2千年以上も経った時代の信憑性のない話でした。

後に分かった話では「石棺」はミイラが入っていたわけでもなく、

いつのまには王の墓説が定着してしまいました、という話もあります。

ギザ地区のピラミッド地帯など

ギザはナイル川中流に位置する都市で、

首都カイロから20キロメートルほどの距離にあります。

ピラミッド地帯のクフ王のピラミッド

クフ王のピラミッドは、エジプト第4王朝のファラオであるクフ王のピラミッドで、

「ギザの大ピラミッド」の名でも知られています。

その名のとおり、エジプト全土でも最大規模のピラミッドで、高さ138メートルを誇ります。

その正確さと壮大さから世界の七不思議に数えられているとともに、

七不思議のうち唯一の現存する建造物でもあります。

約4,000年にわたって世界で最も高い建造物でした。

ピラミッド地帯のカフラー王のピラミッド

カフラー王のピラミッドは、エジプト古代第4王朝のファラオ・カフラー王のピラミッドです。

高さは136メートルで、三大ピラミッドでは2番目の高さ。

ピラミッドのそばにスフィンクスが建っていることで有名です。

ピラミッド地帯のメンカウラー王のピラミッド

メンカウラー王のピラミッドは、エジプト古代第4王朝のファラオ、メンカウラー王のピラミッドです。

高さは62メートルと小さめで、財政事情が悪化し建設費を抑えた為と考えられています。

ピラミッド地帯のギザの大スフィンクス

ギザ台地にある巨大なスフィンクス像は紀元前2500年ごろに作られたと考えられています。

全長は73.5メートル、全高は20メートルと、結構大きい。

一枚岩から彫り出された石像としては、世界最大のものとなります。

大スフィンクスは歴史上何度も損壊してきましたが、その都度修復されました。

スフィンクスに使われているアラバスターについて

スフィンクスはアラバスターという大理石の一種からできているそうで、

白く重厚で頑丈になっているのです。

まるでワンピースに出てくる都市の名前のようでカッコイイ名前の大理石ですよね、

憶えやすい。アラバスター。

サッカラ地区のピラミッド地帯など

サッカラはカイロの南方30キロメートルにあります。

ピラミッド地帯のジェゼル王のピラミッド

ジェゼル王のピラミッドは、エジプト第3王朝のジェゼル王のピラミッドです。

最も初期のピラミッドともいわれており階段ピラミッドとなっています。

周囲に様々な神殿や宮殿が存在しており、それら合わせて墓だ考えられています。

ピラミッド地帯のアクセス

メンフィス周辺のピラミッド地帯は、ギザ、サッカラ、ダハシュールのいずれもが

首都カイロからそう遠くない距離にあります。

カイロ市内よりバスで約30分で、砂漠地帯のわりにアクセスは容易です。

カイロまでは、空路でカイロ国際空港に入るのが一般的。

カイロからギザまでは地下鉄で結ばれており、タクシーやバスなども豊富なので、

ピラミッドまでの道のりも迷いません。

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