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清水寺や平等院に金閣銀閣…日本が世界に誇る、古都京都の文化財(京都・滋賀)

投稿日:2016年7月3日 更新日:

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古都京都の文化財の概要

古都京都は延暦13年(794年)、中国の都城を規範に、日本の首都・平安京としてとして建設され、

平安時代から江戸時代まで1000年の長きにわたり繁栄してきた。

世界遺産に登録されている資産は、いずれも芸術的価値が高く、建造物38棟が国宝に、

建造物160棟が重要文化財に、庭園8箇所が特別名勝に、庭園4箇所が名勝に指定されている。

創建当時の建造物は、しばしば発生した大火や兵火のため、相当部分を焼失したが、

再建をくり返し、現在も日本文化の象徴として守られている。

1994年、文化遺産に登録された。

世界的に有名な旅行雑誌「トラベル・アンド・レジャー」誌による

読者投票「ワールドベストアワード2014」にて、世界の人気都市を決める

「ワールドベストシティ」ランキングで、京都が1位にも選ばれました。

古都京都の文化財の清水寺

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寺名の由来は、寺が建つ音羽(おとわ)山中から湧いて音羽の滝に流れる清水によります。

清水の観音として平安時代以来多くの人々が参拝。

京都でも有数の観光地で、季節を問わず多くの参詣者が訪れます。

参道を上りつめると、東山の音羽山を背に仁王門、西門、三重塔が迎えてくれる。

春の桜と新緑、秋の紅葉と四季折々の美しさを背景にした懸崖造りの本堂は、

「清水の舞台」とも呼ばれ、崖にせり出すように造られた舞台は「懸造り」と呼ばれ、

市街地の眺望も最高。「清水の舞台から飛びおりる」という言葉で有名ですね。

舞台からは絶景が一望でき、春・秋には境内の桜や紅葉のライトアップが幻想的。

最長12メートルに及ぶケヤキの柱で支えられています。

あわせて15の堂塔が建ちならぶ。

清水寺へ続く参道も見どころ

境内にある縁結びで有名な地主神社も人気のスポットで、「恋占いの石」という

一対の石の間を目を閉じたまま歩くことができれば、恋もかなう!?というスポット、

市街地から寺に至るまでには「清水坂」「茶碗坂」「産寧坂」「二年坂」などの小路があり、

土産物店や洒落た雑貨屋などが軒を連ねています。

アクセス:
京都市東山区清水
(市バス「清水寺」「五条坂」下車徒歩15分)

古都京都の文化財の鹿苑寺(金閣寺)

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鹿苑寺(ろくおんじ):金閣寺(きんかくじ)は北山文化の象徴として国内外に知られる。

鏡湖池に臨む三層の楼閣は二層・三層に金箔をはった室町期楼閣建築の代表的例。

庭園「鏡湖池」は国の特別史跡、特別名勝に指定されており、

鏡湖池に映る金閣は「逆さ金閣」と呼ばれとても美しいです。

三島由紀夫や水上勉の小説で知られるように、現在の金閣は

昭和25年火災で焼失したものを再建したもの。

アクセス:
京都市北区金閣寺町1
(市バス「金閣寺前」下車すぐ)

古都京都の文化財の慈照寺(銀閣寺)

慈照寺(じしょうじ):銀閣寺(ぎんかくじ)の東求堂は日本最古の書院造り。

庭園の白砂を段形に盛り上げた銀沙灘や向月台が、月の光を反射して銀閣を照らす。

この庭園は、西芳寺(苔寺)の庭園を模して造られたと言われ、

現在の庭園は江戸時代に改修され創建当時とは異なっているようです。

せせらぎに沿ってかわいいカフェや小さな寺院が点在し、

春には桜の花びら舞う中を歩みながら最高の時が過ごせます。

アクセス:
京都市左京区銀閣寺町
(市バス「銀閣寺前」下車徒歩5分・市バス「銀閣寺道」下車徒歩10分)

古都京都の文化財の本願寺(西本願寺)

堀川通に面して広がる浄土真宗本願寺派本山。

能舞台として日本最古の北能舞台、唐門、書院、黒書院、飛雲閣の建造物は、

華麗な桃山文化の粋を伝えている。

おもしろスポットは、「水吹き銀杏(天然記念物)」「抜け雀の間(国宝)」

「八方睨みの猫」などいろいろあります。

同じ下京区内にある東本願寺(正式吊称は真宗本廟)と区別する為に、

「お西さん」などと呼ばれることが多です。

アクセス:
京都市下京区堀川通り花屋町下ル
(JR「京都駅」徒歩15分・市バス「西本願寺前」下車すぐ)

古都京都の文化財の二条城

二条城は、徳川幕府の誕生と終焉の舞台となった場所です。

15代将軍徳川慶喜がここ二条城で大政奉還を表明したことで有名。

中には、江戸時代の「二の丸庭園」、明治時代の「本丸庭園」、

昭和時代の「清流園」と3つの庭園があり、それぞれ造られた時代が異なります。

旧桂宮御殿を移した本丸と豪壮な二之丸御殿からなる。

二之丸御殿の絢爛豪華な建築と障壁画は目をみはる。

アクセス:
京都市中京区二条通堀川西入ル二条城町
(市バス「二条城前」下車すぐ・市営地下鉄東西線「二条城前」駅すぐ)

古都京都の文化財の賀茂別雷神社(上賀茂神社)

賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)は、緑あふれた広大な敷地で、

一の鳥居から二の鳥居までは、競馬(くらべうま)などの五穀豊穣の神事が

行われる開放的な芝生となっている。

社殿は本殿など2棟が国宝、34棟が重要文化財、境内は史跡に指定されている。

アクセス:
京都市北区上賀茂本山(市バス「上賀茂神社前」下車すぐ)

古都京都の文化財の賀茂御祖神社(下鴨神社)

賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)の楼門、舞殿、神服殿、四脚中門等31棟は、

重要文化財に、また、文久3年(1863年)に造り替えられた本殿2棟は国宝に指定されている。

市街地に残る貴重な森として市民の憩いの場となっている。

アクセス:
京都市左京区下鴨泉川町
(市バス「下鴨神社前」下車すぐ
京阪本線「出町柳駅」下車徒歩15分
叡山電鉄「出町柳駅」下車徒歩15分)

古都京都の文化財の教王護国寺(東寺)

教王護国寺(きょうおうごこくじ)の五重塔(国宝)は、

京都駅前のビルの林立する中で木造建築の美を際立たせてそびえたつ。

高さ約55メートルの日本最高の塔で、寛永21年(1644年)に、徳川家光が再建した。

講堂にある日本現存最古の密教彫刻の一群など見所も多い。

弘法市(弘法さん)が弘法大師空海の命日にちなんで毎月21日に開かれます。

掘り出し物がたくさんあります。

アクセス:
京都市南区九条町(市バス「東寺東門前」下車すぐ 又は
近鉄京都線「東寺駅」下車徒歩10分)

古都京都の文化財の延暦寺

西に京の都、東に琵琶湖を望む幽幻の地にあり、平安京の鬼門(北東)を守る鎮護国家の道場であった。

天台密教の拠点として、平安時代以後、法然、親鸞、栄西、道元、日蓮など多くの高僧たちを輩出し、

今もなお修行道場として厳粛な雰囲気に満ちている。

僧兵の拠点としても有名であるが、戦国時代には織田信長による焼き討ちにあった。

アクセス:
滋賀県大津市坂本本町・京都市左京区
(京阪バス「延暦寺」下車すぐ・京都市街より車にて約40分)

古都京都の文化財の醍醐寺

桃山時代の豪華な襖絵で飾られた葵の間、秋草の間、勅使の間に続き、表書院がある。

「桜の醍醐」としても有名で、豊臣秀吉が贅を尽くして行った「醍醐の花見」はここ醍醐寺。

境内は日本さくら名所100選に選ばれています。

毎年、2月23日には「五大力尊仁王会」、

有名な餅上げは、男子150Kg、女子90Kgの大鏡餅に挑戦する。

4月第2日曜日には、豊臣秀吉が催した「醍醐の花見」にちなんだ

「豊太閤花見行列」などイベントが催される。

アクセス:
京都市伏見区醍醐東大路町
(市営地下鉄東西線「醍醐駅」下車徒歩20分・京阪バス「醍醐寺」、「醍醐寺前」下車すぐ)

古都京都の文化財の仁和寺

仁和寺の桜には特に「御室桜(おむろざくら)」の名が付いていて、

樹高が低く「花(鼻)が低い」ということから「お多福桜」とも言われています。

また、四国八十八ヶ所を模した約3kmにわたる「御室88ヶ所」巡拝コースを設けてあります。

門跡寺院として格式が高く、また「徒然草」「方丈記」など古典にも数多く登場する。

境内(史跡)の背丈の低い桜は「御室桜」(名勝)として有名である 。

アクセス:
京都市右京区御室大内
(市バス「御室仁和寺」下車すぐ・京福北野線「御室駅」下車徒歩5分)

古都京都の文化財の平等院鳳凰堂

藤原氏ゆかりの寺院で、10円硬貨に描かれている事でも有名です。

鳳凰堂(国宝)には仏師・定朝作の阿弥陀如来像が安置され、

52体の雲中供養菩薩像が長押の上で、雲に乗って音楽を奏している。

源融(みなもとのとおる)という、源氏物語の主人公・光源氏の

モデルとされた人物の別荘がありました。

アクセス:
京都府宇治市宇治蓮華
(JR奈良線「宇治駅」下車徒歩10分・京阪電車宇治線「宇治駅」下車徒歩10分)

古都京都の文化財の宇治上神社

宇治川の東岸の朝日山には、神社建築では、日本最古の本殿である宇治上神社が鎮座する。

拝殿は、鎌倉時代前期に伐採された桧が使用されており、鎌倉時代の優れた建物遺構。

建物が本殿と拝殿のみでとても小規模であるため、

世界一狭い世界遺産と呼ばれることもあるそうです。

アクセス:
京都府宇治市宇治山田
(JR奈良線「宇治駅」下車徒歩20分・京阪電車宇治線「宇治駅」下車徒歩10分)

古都京都の文化財の高山寺(こうざんじ)

楓の古木が茂り、森閑とした境内は国の史跡に指定されており、紅葉の名所として知られる。

栄西禅師が中国から持ち帰った茶種を開祖・明恵上人が植えたという日本最古の茶園の伝承がある。

国宝鳥獣人物戯画、明恵上人像など数多くの貴重な美術工芸品を所有することでも有名。

アクセス:
京都市右京区梅ヶ畑栂尾町(とがのおちょう)
(JRバス「栂ノ尾(とがのお)」下車徒歩5分)

古都京都の文化財の西芳寺(苔寺)

約120種の苔が境内を覆い、緑のじゅうたんを敷きつめたような美しさから苔寺とも呼ばれる。

庭園は、上下二段構え。上の枯山水と、下は池泉回遊式で黄金池は「心」の字を描いている。

※近年は、苔の痛みが激しく、拝観には事前の申し込みが必要です。

アクセス:
京都市西京区松尾神ヶ谷町(じんがたにちょう)
(京都バス「苔寺」下車すぐ)

古都京都の文化財の天龍寺

京都五山の一位として栄えた名刹。

嵐山、亀山を背景とした池泉回遊式庭園で、四季折々の美しさを見せる。

アクセス:
京都市右京区嵯峨天龍寺
(京福嵐山線「嵐山駅」下車すぐ・市バス「京福嵐山駅前」下車すぐ)

古都京都の文化財の龍安寺(りょうあんじ)

枯山水の方丈石庭が「龍安寺の石庭」として有名で、その石庭は白砂に

砂手熊という道具を使って線引きすることで、水の流れを表し石を島に見立てています。

15の石を5.2.3.2.3と配置し、虎の子渡しの名で知られている。

現在でも、その作者は分かっていません。

アクセス:
京都市右京区龍安寺御陵下町
(市バス「龍安寺前」下車すぐ)

古都京都の文化財はヒールで行ってはいけない?

清水寺の舞台には、厚さ1cmの檜板が敷き詰められており、

2004年に張り替えられたばかりだが、すでに直径1cmほどの細かなくぼみがたくさん付いている。

これは女性参拝客の履いているハイヒールやピンヒールが原因のようです。

世界遺産・清水の舞台を拝観する際には、ハイヒールやピンヒールは避けた方がよいだろう。

古都京都の文化財のアクセス

R東海道新幹線で東京駅から京都駅まで約2時間15分

JR東海道線快速で新大阪駅から京都駅まで約25分

JR線・京都駅下車→JR線、地下鉄、路線バスで各遺産へ向かいます。

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